驚かせてしまい申し訳ございません。
いり番茶は京都独特の、焚火のような香りがするスモーキーなお茶です。
まるで落ち葉のような茶葉や木の枝。そして強烈な香り。
いり番茶は、冬を越す前にヒザ丈程度の高さに切り落とした茶の木の枝や葉、茎を蒸し、その後揉まずに葉が開いた状態のまま乾燥させ、最後に熱した鉄板の上で一気に強火で炒って仕上げたお茶です。
香りの強さからは想像しにくいのですが、味わいは大変さっぱりしており、含まれるカフェインやタンニンの量も少なく、京都では特に「赤ちゃんから、病中病後の方にも」と古くから愛され、伝えられています。